3秒でオシャレになる方法


オシャレにはサイズが最も重要とよく言われますが、 買った後に、簡単にサイズ調整できる唯一のファッションがありました。

 

それは、バッグです。

 

 

結論から言いますと、

ダサい人の多くが長かったのです。

 

先週末、検証に行ったのですが、 ショルダーバッグの肩にかける紐の長さ(紐って言うんですか笑?)は、秋葉原の平均と代官山の平均とでは、ほぼ2倍以上の差がありました。

ちなみに、新橋のサラリーマンも長めです。(ビジネス用の手提げのバッグにショルダー用の紐を付けたタイプ)

 

中には、ショルダーバッグの本体部分が太ももからヒザぐらいまで来てるという、にわかには信じられない超人もいます。

 

 

こちらをご覧ください。「オシャレ度」は、本当に一目瞭然なんです。

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 これ、ダサいだけではなくて、やってみたら10mで分かるのですが、歩くたびに足にバウンドするので、めっちゃ歩きにくいんですよね。

小学生の時の学校帰りに、ランドセルにかけた給食袋を蹴りながら歩いている状態に似ています。

 

動きやすさで言うと、バイク便のメッセンジャーを考えてみてください。紐が長い人なんて一人もいないですよ。1秒を争うサービスを提供している彼らが、動きにくいなんてありえないですからね。

 

 

今思い出すと、思春期のころって、みんなでショルダーバッグの紐を長くして、不良ぶっていました。ショルダーバッグの長さによって、世の中への反抗心を表現していたのです。

マイナスで理不尽なことを、あえて進んでやることが不良、思春期だということからも、ショルダーバッグが長いのは純粋にダサくて歩きにくいということがスッと腑に落ちます。

そして、オシャレでない人の多くがこの頃のファッションや流行を、ある意味憧れの目を持って、大人になっても誤って引きずっている傾向にあります。

 

「バッグの長さ」と「オシャレ度」は反比例する。と考えていただいて問題ありません。

 

 

ちなみに、リュックはやや難易度が上がるのですが、こちらも長いよりは短いほうがオシャレです。

f:id:k_kobenta:20150520010015j:plainただし、オタクファッションにおいても、ことリュックでは長い派と短い派が二分化していますので、リュックの紐のみによるオシャレ改善度は、ショルダーバッグと比較すると、小さめと言えます。

 

 

 

 

何はともあれ、みなさん。

合コンに行く前には、お店の前でバッグをグッと短くしてから、のぞみましょう。

 

 

この3秒で、勝率がグッと上がるのですから。

 

目標に向かって頑張っている人に読んでほしい話。

外は、窓を閉めていても雨音が聞こえてくるほどのザーザー降り。

部屋の中から庭を見る父の背中は悲しそうに見えた。

 

 

  

父はこれといって取り柄のないごく一般的な定年間近のサラリーンマンだ。

しかし、そんな父にも生きがいとなっている唯一の趣味がある。

 

それは、骨董品集め(私から見たらガラクタ集めだけど)。

月に一度、開かれる蚤の市を生きる楽しみとしている。

 

そして、蚤の市で偽物を避け本当に価値のあるものを選ぶために、どこへ行く時も愛読書を持ち歩き、毎日勉強をしている。

 

「こんな本どこに売ってるの?」と言いたくなる、それ自体が骨董品のような見たこともない本ばかりだ。

我が家のトイレの中は骨董品図書館状態。母は定期的に、父の本棚に戻すのだが、時間が経つとまた本が積み上がっている。

 

笑ってしまうような話だが、50代も後半の大の大人が、蚤の市の前日の夜はワクワクして眠れないほどだと言う。

 

 

 

でも、屋外で行われるため、蚤の市は雨の日は中止になってしまう。

 

 

  

「今日は、中止なんだ?残念だったね」

私は、父を慰めてあげるつもりで、話しかけた。

 

 

「これだけ、本降りだと、さすがに中止だ。貴重なお宝たちが濡れちゃうからな」

 

 

しかし、このあと、父はが続けた言葉は意外なものだった

 

 

「でもな、父さんはそんなに悲しくはないんだ。

毎日、寝る前にベッドの中で本を読む時間や、前日のワクワクもひっくるめて蚤の市。

だから、今日みたいに雨で中止になっても、半分は蚤の市に行ったようなものと思ってるんだ

 

 

 

 

この日は、私の大学入試を間近に控えた2001年1月末の日曜日だった。

 

 

父は、さらに私に向かって言った。

 

 

「お前も、ここまで必死に勉強してきたんだろ?半分は合格したようなものだよ」

 

 

 

買ってから絶対に飽きない方法

 

先日、日テレの「NEWS ZERO」を見ていたら、X JPANのhideのニュースの時に、キャスターの桜井翔が「中学生の時に、初めて買ったエレキギターがhideさんモデルでした」と言っていました。

 

僕は、すごく残念な気持ちになりました。「きっと今は使われていないんだろなぁ~ そのギター」と。

 

なぜなら、hideモデルのギターを20年間愛し続けることは不可能だからです。

 

ちなみに、hideモデルの代表的なギターはこんなデザインをしています。

 

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 hide本人でも20年間愛し続けるのは不可能ではないでしょうか。

 

なぜそんなことを言うかというと、かくゆう僕も、高校生2年生の誕生日に父親にエレキギターを買ってもらったからです。結果的に買ったのは6万円くらいするもので、高校生にとって、それは高額なものでした。 

 

高校時代はバイトをしていなかったので、それまでの買い物も親のお金を使っていたわけですが、「買ったものにすぐ飽きて使わなくなってしまう」という悪い傾向があった私に対して、父親はこの時、ある一つの課題を課してきました。

 

それは、「ギターを飽きずに使いつづけることを約束しろ」というもので、同時に、その課題を確実に達成するための「買い物の極意」も教えてくれたのです。

 

いま思うと、その極意は、僕のその後の人生を大きく左右し、エレキギター以上のプレゼントとなりました。

 

買ってから絶対に飽きない唯一の方法。

 

それは、

 

 

買う前に飽きているものを買うということです。

 

買う前にすでに飽きてしまっていれば、買った後にはもう飽きることはない。飽きたくても飽きることができない。 

飽きるという行為は、2回はできないという理論です。

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やや哲学的になってしまいますが、この極意の効果は想像以上に抜群です。

 

そして、父親との相談の上、僕が選んだギターがこちら。

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世界で最も有名なメーカーの一つであるフェンダー。最もベーシックなストラトキャスターというモデル。しかも、色は白黒。

 

初めて見た1秒後には、すでに飽きていました。

 

ストレス発散に1人で楽しむ程度にしかギターは弾けませんが、約20年弱、このギターを今も使いつづけています。

 

 

 

良い買い物をするための技術というものは、これ以外にもいろいろありますが、この極意は、下記の3つのポイントを兼ね備えているときに有効です。

  1. 金額が高いもの
  2. 日常生活で、頻繁に目にするもの
  3. 数をたくさん持たないもの

 

例えば、ソファ。

金額は高めになりがちですし、基本毎日座ります。豪邸でもなければ一家に1つですし、あんまり買い替えるものでもない。

下記の2つのソファを見て、買うべきは、どちらか一目瞭然ですよね。

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飽きてしまっているソファが鎮座している部屋に毎日帰るのは苦行と言っていいのではないでしょうか。

しかし、ここで間違ってはいけないのは、とにかく保守的になって楽しむなと言っているわけではありません。ソファはクッションとか、ブランケットとかで楽しめばいいのです。そんなに高くないし洗濯もするから、そもそも数もいくつか持っていていいので。

 

例えば、結婚指輪。

上記の3ポイントに完璧に合致します。極力奇抜でないもの、デザイン性のないものを選ぶ必要があります。結婚した時代の流行なんて全く関係ありませんし、旅行先のノリでハワイっぽいやつなんてのも厳禁。

 

この2パターン、60年間つけられますか?

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デザインが入ったとしても、このくらいがギリギリのラインです。

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例えば革靴。

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ボツボツがいっぱいだしヒモじゃない茶色より、

 

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ストレートチップで内羽根の黒。

 

 

 

例えば、貯金をして頑張って買う一本目の腕時計なら、

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こんなのより、

 

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こんなの。

 

 

 

この極意、貧乏な若い時にこそ身に付けておきたい技術です。

 

お金に余裕がある人は、たくさんの数を持てるので、徐々に遊びの割合を増やしていけば良いのだと思います。

 

 

最後に、こちらはikkoのおうちです。

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1000円カットのすすめ

 

「ドリルを買った人が欲しかったのはドリルではなく1/4インチの穴である」

T・レビット博士という人が1968年に出版した著書「マーケティング発想法」の冒頭に書いたマーケティングの最も有名な格言の一つです。

 

その会社が客に提供しているものは何なんのか突き詰めて考えなさいみたいな話ですよね。

 

ご年配向けの化粧品を販売している会社が本当に提供しているものは、化粧品ではなく、シミやシワのないきれいな肌でもなく、年齢を重ねてもイキイキと過ごす前向きな気持ちなのかもです。

 

では、1000円カットが提供しているものは何なのか?

 

今年の4月に家を買って引っ越したのですが、それまで行っていた美容院が遠くなったため、1000円カットに行ってみました。家計が一層苦しくなり、髪と一緒に我が家の経費もカットする必要がありましたので。というより今考えるとよくわからないのですが、嫁からの猛烈なリコメンドがありました。入るのが恥ずかしくなさそうな目立たないお店も丁寧に教えてくれました。

 

それまで非常に抵抗があったので、かなりドキドキしながら勇気を振り絞っていきました。同じ駅に会社の後輩が住んでいるのですが、絶対に見られたくなかったので、彼がまだ出張中でこの街にはいないと明らかに分かっている土曜日の午前中に行きましたから。

 

数分後・・・

 

入店前のドキドキは、全く違うタイプのドキドキに変わっていました。

 

シャンプーがない代わりにカットした髪の毛を掃除機みたいなヤツでウィーンと吸い終わり、持参した整髪料でセットしている時には、リピーターになることを完全に確信していたのです。

 

まず、僕レベルの髪型ではクオリティに全く違いがなかったんですよね。と同時にunoのスーパーハードジェルの力を再確認しました。今では、男の髪型なんてほとんどがセット次第でどうにかなるって思ってます。

ちなみに僕は、恥ずかしいので美容師に見せはしないものの、ちょっと髪が伸びたくらいの本田圭祐を頭の中ではイメージしてオーダーしてます。

 

ここからが重要なのですが、このとき僕は嫁を近くのコメダ珈琲で待たせて、自分のコーヒーも半分くらい残して席を立ち、1000円カットに行って戻ってきました。店員からしたら「トイレ長めだったわね、お腹の調子よくないのかな?」くらいだったと思います。

 

1000円カットは、そのくらい早いのです。

椅子に座ってから立つまで約15分です。

 

1000円カットを体験して一番驚いたのは、この早さです。

髪を切るということが全くイベント化してこないので、苦になりません。むしろ、行くたびに休日を有意義に過ごしたという得した気分になります。

 

1000円カットの一番の魅力は、「早さ」だったのです。

 

東京から京都に行くのに、深夜バスより新幹線のほうが値段が高いように、当たり前ですが、早さというのはれっきとしたサービスです。本来は早いものは高くないといけないのです。

 

牛丼は「早い・安い・うまい」と言われますが、実際はそこまでおいしくないことを考えると、 1000円カットこそが、正真正銘の「早い・安い・うまい」です。

 

ここからは、追い打ちをかけることになりますが、下の表を見てください。

1000円カットと一般的な美容院に10年間通い続けた時の差を計算しています。

 

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10年間通い続けたとすると、

なんと、48万円・3.75日間 の差が生まれます。

つまり、家族3人で2泊3日のグアム旅行にいき、けっこう豪遊できます!!

 

これで、1000円カットに行かない理由はゼロなのですが、

先日、後輩に「どこで髪切ってるんですか?」って聞かれたとき、

「5000円の美容院だけど、2か月に1度は近所の1000円カットに行って、ちょっと整えてもらってる」という中途半端なウソを交えて、「正確には、指名してるから1300円だけどね」という見栄をはってしまいました。

悩んだら、「イカ墨」。

普段、生活をしていて、仕事でやや大きめな難題に直面したり、プライベートで悩んでしまったときには、1年前の同じ日のカレンダーを見て、

「この時は、何に悩んで、どんな問題を抱えていたんだ?」と考えてみることにしています。

すると、なかなか思い出せないのです。そもそも何してたんだ?と気になったりして、1冊前の手帳を引っ張りだしてきますが、やっぱり思い出せないのです。

つまり、すっかり解決しているのです。

「神様はその人に越えられない壁は決して用意しない」と言いますが、手帳を振り返るとそのことが如実に実感できます。

 

話は変わりますが、今日、トイレでビックリすることがありました。「大」のほうをしていたのですが、用を足してすっきりとした気分でレバーに手を伸ばしたとき、便器の中をちらっと見ると、便器の中が一面、真っ黒だったのです!!

それはもう、小学校の習字の授業のあとのバケツの中くらいの真っ黒です。

 

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えぇっ!????

状況が把握できず、一瞬、頭の中は「真っ白」。

ですが、すぐに思い出しました。昨日のランチに、大好物のイカ墨パスタを食べていたのでした。

人間は、「昨日、イカ墨を食べたこと」さえ覚えていないのです。

 

自分の教訓や独自ルールには、工夫したネーミングをつけ記憶すると定着しやすいと言われています。

 

くまモンの生みの親、小山薫堂さんは、街を歩いていて、「もったいないな」「あれをもっと上手に利用したら、価値が生まれるのにな」と、身のまわりにある“もったいない”に自分なりのアイデアを付加して新しい価値を作る癖を持っていて、そのことを、「勝手にテコ入れ」と呼んでいるそうです。

 

これからは、問題に直面したり、小さな悩みにクヨクヨしだしたら、心の中で「イカ墨」と唱えようと思います。この解決方法に、本日やっと適当な命名ができました。

 

余談になりますが、イカ墨を食べたら、即座に、スマホの待受画面を「お前、イカ墨食べてるぞ!」と書いた紙の写真にしないといけないですね。忘れてしまって、トイレでビックリして腰を抜かしちゃいますので。

 

ブログを始めました。月1くらいのペースを目標に、生活をしていって気になったことを書いていきたいと思います。よろしくお願いいたします。