タイムスリップのすすめ

先日、タイムスリップができるようになりました。

 

さっそくですが、この興奮の勢いに任せて、

これから、タイムスリップのやり方を伝授します。

 

ところで、タイムスリップしたい時ってどんな時ですか?

 

例えば、

  1. 重要なプレゼンテーションで失言をしてしまい、クライアントに怒られ、上司にも怒られてしまった時。
  2. 仕事がうまくいかないストレスから、甘い誘惑に負けてキャバクラに行ったけど、女の子の酒のリクエストを断りきれず、残ったのは多額の支払いだけだった時。
  3. 意中の女の子と奇跡的に一晩、一緒に過ごすことはできたけど、結局未遂で朝を迎えてしまった時。
  4. 楽しい楽しい3泊5日の卒業旅行でハワイから成田空港に帰ってきた時。

 

そして、戻りたい時間は、

1では、1時間まえ。

2では、3時間まえ。

3では、12時間まえ。

4では、5日間まえ。

 

ここで、少し考えていただきたいのですが、上記の4つに似たようなシチュエーションって、人生で1回や2回は経験してますよね。

不注意からミスをしてしまったり、前回の反省や教訓を活かせず同じ過ちを繰り返してしまったり、終わらないでほしいほどの楽しい旅行にもこれまでに何度か行っているはず。

 

前置きが長くなりましたが、ここからが、具体的なタイムスリップの方法の話になります。

 

と言いつつ、手順は、簡単。一つだけ。

 

これらの出来事が起こる直前に、

「今の自分は、タイムスリップして、この出来事が終わった直後から戻ってきたんだ」と心の中で唱え思い込むということです。

 

すると、あら不思議。これらの出来事に向かう心持ちがガラッと変わってきます。

 

ミスを犯さないように必死に過去の教訓を思い出して、プレゼンテーションを何度もシミュレーションをしたり、過去の後悔を鮮明に思い出す努力をしてキャバクラに行くのを踏み止まったり、これから待ち受ける出来事の一つ一つを敏感に感じ取り、何倍も楽しく過ごそうと一生懸命になります。

 

これ、本当に不思議な感覚なので、だまされたと思って一度、やってみてください。

 

このタイムスリップは、もちろん、過去へ戻ることしかできません。

そして、ここが一番の肝になりますが、「タイムスリップをした時に、記憶は一緒に持って移動はできない」という一般的なルールを前提としています。

 

実は、このタイムスリップ、これから先の時間や人生を後悔の無いように、より有意義に過ごすための方法だったのです。

 

残念ながら、未来へはタイムスリップできませんが、未来を良い方向に変えていくための思考法です。

 

 

そう、もしかしたら、

今のあなたは、病院のベッドの上で、家族に看取られながら90年の人生の最期を迎えようとしているその瞬間から、タイムスリップして戻ってきたのかもしれないのです。